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  • 平成26年6月4日、6月議会(第2回定例会)にて西野議員が一般質問をいたしました。
    この記事は、西野議員が行った一般質問の内容を基本に、友の会が議員の意見を取材をし、その趣旨をまとめたものです。
     下記のアドレス部分をクリックすると西野議員の質問の様子を録画を紹介するページへジャンプします。

    http://www.hino-city.stream.jfit.co.jp/giin_result.php?GIINID=8528
    薬物乱用防止について問う
    ■質問─薬物乱用に対する市の認識について

    先日、有名歌手が、覚せい剤取締法違反で逮捕されました。まさに、時代の一シーンを音楽にて築いてきた歌手であり残念です。
    薬物乱用の問題については、これまでも一般質問でも取り上げ、私自身も啓蒙活動の一端に携わってまいりました。この機会に再度質問をしました。
    まず、薬物乱用に対する日野市の認識を質問しました。

    ■答弁─健康福祉部長
    ●近年の薬物犯罪は、覚せい剤事犯や大麻事犯の検挙者数が高水準で推移し、検挙される年代も20歳代までの若年層が3割以上を占めるなど、青少年にも薬物乱用が拡大している。さらに「合法ハーブ」などと称して流通する「違法ドラッグ」の乱用が急速に拡大するなど、極めて憂慮すべき状況にある。
    ●これらの防止にむけ、新たな薬物に対する正しい知識の普及や啓発の強化が喫緊の課題である。
    ●薬物乱用に関して本人や家族からの相談があった場合に、保健所や多摩総合精神保健センター等の相談窓口につなげるなど、関係機関の連携構築が必要である。
    ■質問─市内公立小・中学校における取り組みについて

    先程の答弁で、検挙される年代は20歳代までの若年層が3割以上を占めるとのことですが、青少年の薬物乱用は興味本位での使用が多いかと思います。これを防ぐためには、薬物の恐ろしさの徹底教育、薬物とは知らずに騙されて使用させられてしまうケースなど実際の事例を参照に予防策の教育が必要です。
     そのためには、小・中学校の授業で取り組むことが効果的です。現在の市内公立小中学校での取り組みについて質問しました。

    ■答弁─教育部参事
    ●市内の全ての小・中学校では、薬物乱用防止教室を実施し、薬物への理解を深め、薬物乱用根絶に向けた継続的な取り組みをしている。体育・保健体育の授業や総合的な学習の時間、特別活動の時間の中で、発達段階に応じた指導を行なっている。
    ●講師には、警察、薬剤師、保健所、大学教員、日野ライオンズクラブ、日野ロータリークラブの方々をお呼びしている。薬物の知識、薬物依存の症状、映像やパネルを使用した薬物の恐ろしさについての話、実際の薬物乱用の事例を通し、シンナーを使用した後の脳の状態や麻薬の恐ろしさなど、発達段階に応じた多様な内容となっている。
    ■質問─保護者への取り組みについて

    学校教育には、保護者の協力が必要です。しかし、保護者の方々に薬物の恐ろしさが理解されておらず、うちの子には無関係と考える方もいらっしゃいます。いつどこで誘惑されるか分からない身近な問題としてとらえる必要があります。保護者への薬物乱用防止への協力のお願いや、周知・啓発についての状況を質問しました。

    ■答弁─教育部参事
    ●薬物乱用防止教室では、各学校から保護者へ案内を配布し、参加を募っている。また、保護者会等の機会を捉えて、保護者の啓発に努めている。
    ●講演会の後、意見交換会・協議会を実施し、講師の方と保護者・教員が連携して薬物乱用防止に向けて取り組んで行くことを確認している学校もある。
    ■質問─東京都のキャンペーン期間の日野市の取り組みについて

    薬物乱用は、反社会的行為として捉え、人任せでなく市・教育委員会・行政・市民がが一体となって取り組むべきです。厚生労働省や東京都がキャンペーンを展開している期間も、市として積極的に参加して頂きたいと考えますが、所見を伺いました。

    ■答弁─教育部参事
    ●薬物乱用防止の取り組みは東京都が設置した「東京都薬物乱用防止推進日野地区協議会」が中心となっておこなっており、日野市も補助金等の支援をしている。
    ●協議会では例年、産業まつり、手をつなごうこどもまつり等のイベントで薬物見本やパネルの展示、リーフレットの配布等を行なっている。また、市内中学校に啓発ポスターや標語の作成を依頼し、優秀者には表彰を行なっている。
    ●また、毎年全国規模で展開されている「ダメ。ゼッタイ。」普及運動や麻薬・覚醒剤乱用防止運動のキャンペーン実施の際にポスター掲示、リーフレット配布等の普及活動を行っている。
    ●今後は,協議会の活動を支援するとともに、関係機関と連携して取り組む。
    ■西野─提言
     薬物乱用防止に対しては、国の更なる取り組みが待たれるところですが、私達日野市では、小学生・中学生に対する啓蒙活動を地道に積重ね、子供達とご家庭、そして地域の皆様に、正しい認識と自己防衛をしていただくことが一番の近道と考えます。今後も、この問題にしっかり取り組んで頂きたいと思います。
    新選組まつりについて問う
    ■質問─日野市としての評価と課題、そして新たに取り組んだ焼きカレーパンについて

    今回の「ひの新選組まつり」は、天候に恵まれ、甲州街道でのパレードやイベントは盛大でありました。まちおこし連絡協議会・実行委員会・市職員の皆様の努力は言うまでもありませんが、諸力融合での街づくりを目指す大坪市政にとって、「本気になれば日野市民はできる」ということが実感できた今回のまつりであったかと思います。今回のまつりについて、日野市としての評価と課題について問い。また、今後の課題や取組、当日出店した焼きカレーパンの状況もたずねました。

    ■答弁─まちづくり部参事
    ●来場者数は、5月10日の高幡会場が8千人、11日の日野会場が2万5千人、高幡会場が1万人で、合計4万3千人であり、昨年比6千人増であった。とりわけ、昨年から甲州街道を全面通行止めにした日野宿メイン会場は、5千人の増で、これまでにない賑わいとなった。
    ●日野宿周辺の商業者の皆さんに、ひと月半前から「新選組ふるさと日野」の半纏を着用し、PRにご協力頂いた。まつり終了後、近隣商店の方々から、「売上が伸びた。活気があった。半纏の着用で一体感が持てた。来年は商品をもっと工夫したい。」との声を頂いた。
    ●江戸時代の甲州街道再現を目指し、大手門やお休み処を設置し、籠屋が行き交い、JAの方が農民に扮装し大八車に日野産の野菜をPRした。また、地元自治会や実践女子大学の皆さん、国際交流会から外国人の方々が代官・役人・茶屋娘の扮装で参加した。
    ●今回のまつりでは日野わーく・わーくが作成した「焼きカレーパン」がニッポン全国ご当地おやつランキングで準グランプリを得たことをきっかけに、6店舗のパン屋さんが焼きカレーパンを出店した。各店舗のカレーパンを紹介したマップを作成してPRし、2時間足らずで1200個を完売した。
    ●課題としては、日野宿メイン会場における出店ブースの確保がある。合わせて、来場者数の増加にあわせ、誘導と見やすい観覧方法の工夫が必要だ。
    ●新選組まつりの盛況も、まだまだ日野宿周辺の賑わいの創出までには至っていない。パレードの充実、イベントの企画、財源確保の工夫など、知恵を出し合う必要がある。これからもシティセールスを進めていく。
    ■西野─提言
     商店街の売上も伸びたとの声を聞き、やっとここまで来たとの思いがあります。また、今回は職員の本気度がちがったと感じました。今後、旧日野宿等、街並景観の問題や補助金獲得も含めて、積極的に国や東京都に働きかけて頂きたいと思います。
    認知症対策について問う
    ■質問─認知症患者の現況と市の取り組みについて

    認知症について色々な研究がなされ、薬による治療法や認知症予防の体操など対策がなされ始めています。認知症の患者さんを抱えるご家族は、介護などで大変な毎日を過ごしているかと思います。なかには、介護疲れからの虐待や傷害事件にまで発展してしまうケースもあります。また、徘徊や行方不明などの対策も急務です。日野市の認知症患者の現状・患者数や徘徊件数の状況、認知症対策の状況についてたずねました。

    ■答弁─健康福祉部長
    ●平成25年時点で、日野市の介護保険の要介護認定者7344人のうち、68%にあたる4971人が何らかの認知症状がある。
    ●日野市の認知症高齢者の徘徊の状況は、平成25年度では、41件発生しており、36件は24時間以内に発見されており、行方不明は無い。
    ●認知症の早期の段階では、本人や家族が認知症であることを受け入れられず、治療が遅れ、進行してしまうケースが少なくない。症状が進行すると徘徊や妄想が顕著になり、ご家族での対応が限界となり市や地域包括支援センターへの相談となるため対応に苦慮している。
    ●市では、市民向けの取組では、市民啓発講座として映画上映会や講演会を開催。また、認知症サポーター養成講座を開催し理解を深めて頂いている。認知症家族介護者向けの取組では、家族同士の交流や情報交換、介護技術の習得を目的とした講座やイベント、家族交流会を開催している。
    ●市では、「SOSネットワーク」、「メール配信サービス」、「徘徊探索システム」、「防災無線」などを活用し、徘徊高齢者の早期発見に努めている。
    ●認知症高齢者への介護サービスは、現在、市内に認知症通所介護が4施設、小規模多機能型居宅介護6施設、認知症高齢者グループホーム7施設(今年8月に1カ所開設予定で8カ所になる予定)である。
    ■西野─提言
     今回、市では認知症になった後の対応、つまり高齢福祉課の答弁が主でしたが、認知症にならない取組も重要です。食生活の改善や生活習慣、健康体操など、すでに啓発に尽力し成果をあげている自治体もあります。日野市でも、ヘルスケア・ウェルネス政策の一環として、認知症予防の取組に一層力を入れて頂きたいと思います。

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