平成20年3月議会 一般質問について（質問者 西野正人）
この記事は、西野議員が行った一般質問の内容を基本に、友の会が議員の意見を取材をし、その趣旨をまとめたものです。
「青少年健全育成、薬物濫用防止について問う」
薬物濫用の危険性の周知を！
今回の議会では、薬物乱用防止、区画整理、水道事業の移管と三つの質問を行いましたが、ここでは青少年の薬物乱用防止についての質問をご報告します。民間ボランティア団体での薬物乱用防止の活動の経験から、「青少年による薬物犯罪の危険性をよりいっそう周知すべき」と、今回質問をしました。
近年、インターネットや携帯電話の普及から都市部で増加する薬物乱用に伴う犯罪に変化の兆しがあります。左のグラフは内閣府が行った聞き取り調査の結果ですが、薬物乱用の増加の原因として「インターネットや携帯電話による密売により青少年でも薬物を入手しやすくなっている」と答えた人の割合が最も多く、平成十一年の調査時よりも10％以上増加しています。また、合成麻薬など新しい禁止薬物も増加しており「ファッション」性をアピールし軽い気持ちで薬物に誘い込もうとする傾向もみられます。多摩地域に属する日野市でも、薬物乱用は「対岸の火事」ではありません。教育の現場だけでなく、行政、地域、家庭のなかでその危険性と現状を認識すべきです。