新型コロナウイルス感染症による混乱が生じています。日野市内におきましても介護施設において送迎をする運転手が陽性反応の確認がされました。濃厚接触者は８０人とされましたが、検査結果は全員陰性でした。この件におきまして、人権侵害に当たるような事例も発生しているとのことで誠に残念です。市民一人一人が冷静な対応をお願いします。
　また、日野市においては、残念ながら市主催のイベントをはじめスプリングフェスタ、よさこいまつり等多くのイベントが中止になりましたが、感染拡大防止といった観点から仕方ない判断と思います。市内公立小中学校では、安倍総理の要請もあり１５日まで休校となりました。
　市議会では、２月２８日に緊急代表者会議と議会運営委員会を開催し、３月３日に請願上程をして、その後日程変更を行い１５日まで休会とすることとしました。（詳しい日程は日野市議会ホームページ参照）。そして、本会議・各委員会では傍聴を許可しないこととしました。また、代表者会議では、市長に議長・各会派代表より新型ウイルス感染症に対する予算処置、休校に伴う学童クラブへの対応など万全の体制での対応を要請させて頂きました。

さて、２月２６日から始まりました令和２年第１回日野市議会定例会では、傍聴者に手の消毒またマスクの着用をお願いし議会が開催されました。
　今議会では、冒頭市長より前副市長の議会で決議された報告がされ質疑応答が行われました。その後、慣例により議長辞職願を提出させて頂きました。議長の任期は１期２年と慣例で定められていますが、第２９代　第３０代と２期４年間議長を務めさせて頂き、この間、各議員・市長をはじめとする理事者の皆様、市民の皆様のご協力に心より感謝を申し上げます。
　主な想い出としましては、日野市議会都市農業振興議員連盟の設立、姉妹都市盟約を結んだ岩手県紫波町への議員全員での行政調査、議場に初めて手話通訳者を配置したこと、日野市議会観光振興議連の設立などが挙げられます。今後は自由民主党日野の会派代表を務めさせて頂くことになりました。　

さて、今議会においては市長より『財政非常事態宣言』がなされました。私は昨年の９月議会において日野市の財政が厳しいということで議会報告において『財政非常事態宣言』を行い市長はじめ副市長・教育長は報酬減額をして先頭になって事に当たるべきと訴えました。今議会において市長１５％、副市長１０％、教育長５％の報酬削減の議案が上程されました。最終日に採決そして可決される見通しです。残念ながら市議会議員の報酬削減は実現を見ていません。

今回私は一般会計予算特別委員会に所属し審議をさせて頂きます。久々の審議と言う事で『財政非常事態宣言』が行われたことを踏まえ予算付けがどのように行われこの危機を乗り越える為の質問を行いたいと思います。
　常任委員会においては、環境まちづくり委員会に所属させて頂きました。
一般質問者は２１人が行いますが、日程変更により通常通りの持ち時間１時間での一般質問が行われるのか今後の課題ですが、会派代表として出来るだけ努力いたします。
　新型コロナウイルス感染症の流行に伴い議会も精一杯感染防止に取り組みます。市民の皆様に於かれましても十分感染防止に気を付けてください。令和２年の予算内容・令和元年度補正予算内容などにつきましては４月のホームページにて報告させて頂きます。

日野市議会議員　西野正人

令和2年3月1日