日野市議会令和元年第３回定例会は、９月２日（月）から２７日（金）までの２６日間開会されました。
　今議会では、令和元年一般会計補正予算、特別会計補正予算のほか平成３０年一般会計決算・各特別会計決算の認定の件が審議されました。補正予算においては、各常任委員会また本会議においても可決されました。両決算の認定においても可決承認された次第です。
　日野市手数料条例の一部を改正する条例の制定（住民票や記載事項証明・戸籍附票・印鑑証明他）の手数料の値上げにについて、また日野市生活・保健センター条例の一部を改正する条例の制定（使用料の値上げについて）をはじめ、日野市立男女平等推進センター・東部会館・各日野市立交流センター・日野市発達教育センターの使用料値上げの審議がなされ、使用料改訂の議案については２常任委員会において市長部局との激しいやり取りがありましたが、２常任委員会と本会議において全ての議案が可決されました。

日野市会計年度任用職員の給与に関する条例の制定についても可決されました。この条例は、会計年度任用職員の給料、手当、報酬等に関する条例を新規に制定するもので、フルタイム会計年度任用職員に適用する給料表、給料の支給方法、手当の支給、職務の級、初任給の決定等に関する規定のほか、パートタイム会計年度任用職員の報酬額、手当の支給等を条例に規定したものです。その結果、年度任用職員に支払われる給料は総額で約５億円増額となる見込みです。
　また、来年度における経常比率が１００となる見込みです。また、財政調整基金も３年で枯渇してしまいます。まさに第二次財政緊急事態と言えます。手数料・使用料の値上げもされる状況において、議員自ら身を切る政策も考えなければ市民の皆様の理解が得られないと思いますが、市民の皆様のご意見はいかがですか？

最後に日野市障害者障害者差別解消推進条例制定についてご報告させて頂きます。この条例は市と障害者の皆様と共に作りあげた条例です。ご尽力いただいた皆様に心より敬意を表します。
　今議会最終日においては、日野市議会初めて手話通訳者が登壇し意見を述べた議員の横で手話通訳をしました。当日、聴覚障害者の方も傍聴にお見えになるとともに、インターネットでの配信においても手話通訳で内容が分かるようにしました。口述も私をはじめ登壇した議員も通訳が出来るよう普段よりゆっくりして頂きました。今後まだまだこの条例制定を機会に議会改革をして行かなければと思います。
　１１月に発行されます日野市議会報に上記の件など詳しく掲載されると思いますので是非その節はご一読して頂ければと思います。

日野市議会議長　西野正人

令和元年10月1日