令和元年第３回定例会が開会されます。
　会期予定は９月２日（月）～２７日（金）までの２６日間、予定されている議案は市長提出議案３５件・報告７件のうち、以下の３件は議案即決です。
１　浅川スポーツ公園人工芝改修工事請負契約の締結について　
２　日野市教育委員会委員の任命について
３　人権擁護委員の任命について
　また、中間上程日の追加後案として、条例の制定２件、条例の一部改正１０件の計１２件が予定されています。そして今議会におきましては平成３０年度一般・特別会計決算の認定についても審議されます。一般会計決算におきましては３日間、特別会計決算におきましては１日間審議がなされます。両特別委員会とも構成予定は各１１人（議会選出監査委員、議長は加わりません）で行われます。

今、議会において注目される議案は、「日野市障害者差別解消推進条例の制定について」が挙げられます。この条例は行政と障害をお持ちの方が共に協働して作り上げたもので、行政が単に意見を聞いて作り上げたものではありません。この条例を作り上げた皆様に感謝と敬意を表します。しかしながら議会内部の対応として問題が発生しました。この議案作成においては聴覚障害者の方も参加しています。審議がなされる委員会、また、本会議において手話通訳者をどうするのか問題提起がなされました。結果、委員会、本会議（最終日）において、この議案採決時に限り手話通訳者を委員会室と議場内において手話通訳を行うこととなります。委員会室、議場のどの場所で行うかまた、費用等まだ詰めなければいけないこともありますが、この事は日野市議会において初めてではないかと思います。　
　そして、これがまさにこの条例が意図するところであり、議会改革の第一歩ではないかと思います。過去、議会改革特別委員会が設置され多くのことが議論され実行されましたが、それからの時間の経過は驚くほど速く日野市議会も再度改革に着手しなければなりません。現在、議会においては（仮称）日野市観光推進条例制定に向けて全議員参加のもと議連を立ち上げ活動をしています。また、都市農業振興を目指して都市農業振興議連（全議員参加）にて活動を行っていて、大変ハードな状況ではありますが９月議会開催中に（仮称）議会改革特別委員会を立ち上げたく現在各会派・議員に相談させて頂きたいと考えています。

さて、６月議会において前副市長に係る一連の問題に関して早期解明の決議がなされましたが、今議会において現在までの状況について議会初日の最後に中間報告がされます。
　その他、一般会計補正予算など多くの議案が審議されますが議長としてしっかり議事の進行にあたりたいと思います。

最後に２件報告を指せて頂きます。１件目は８月２０～２１日に姉妹都市盟約を結んでいます岩手県紫波町に全議員参加のもと行政調査に行きました。巽聖歌と姉妹都市盟約に係る座学、オガール事業、産直センターあかさわ、紫波フルーツパーク（ワイナリー）、紫波斎苑かたくりの丘（火葬場）、汚泥再生センターなどの勉強会と施設の視察をしました。議会として今後の交流を深めるために紫波町を知ることも大事な事であり今回の行政調査で得たものを日野市の市政に活かして行きたく思います。
　２件目は東京２０２０オリンピック・パラリンピックに関してのことです。日野市におきましては東京２０２０オリンピック・パラリンピック開催に向けてウクライナのホストタウンになったのは「広報ひの」においても周知させて頂きましたが、今月６日～８日に日本武道館にて開催される空手世界大会プレミアリーグ（東京２０２０オリンピックのテストイベント）参加の為８月２８日～９月３日の間、日野市ふれあいホールで事前キャンプ（１日２回稽古）が行われています。
　詳しくは、日野市役所企画経営課にお問い合わせください。

日野市議会議員　西野正人

令和元年9月1日