東京都議会議員選挙が行われました。結果として、自民党公認候補である古賀俊昭氏が７回目の当選を果たしましたが、今回の選挙におきましては、国政での自民党に対する逆風の中また小池都知事率いる都民ファースト旋風の中大変厳しい選挙でありました。古賀俊昭都議には市政と都政を結ぶパイプ役として大坪冬彦市長と連携を取り都政の場から日野市の発展と市民生活の向上に尽力して頂くとともに、三年後に開催される東京オリンピック・パラリンッピクの成功を目指して頂きたいと思います。当然、選挙にて公約として掲げた事項の実現は必ず行って頂きたいと思います。

さて、日野市の６月議会は１日より１９日までの１９日間開会されました。
　今議会は、４月に日野市長選挙があったために３月議会において可決された平成２９年度予算において３億円の予備費が計上されていましたが、大坪市長が再選されたのでこの予備費から多くの施策がなされました。主なものについて紹介します。
　総務費においては、日野交通安全協会被服補助として防寒着購入のために１，３８３千円
公契約条例制定に向けて検討委員会委員謝礼３１５千円公契約条例は平成３０年第１回定例会に議案上程が予定されています。この公契約条例制定に向けては、いち早く市長部局に申し入れを行い日野市商工会建設部会と連携を取りながら進めてきました。

民生費においては、ひとり親家庭家賃助成１１，２００千円、民間賃貸住宅にお住いで高校生のいる低所得者対策また、子供の貧困対策に関する基本方針に基づく事業の進行管理支援業務委託料１，７２８千円子ども医療費助成に９，６２０千円これらは大坪市長が選挙にて公約としていた子供の貧困対策への取り組みです。

衛生費におきましては、新火葬場基本構想策定支援業務委託料５，７５７千円いよいよ私が要望していた新火葬場建設身向けて一歩が踏み出されました。

農業費においては、経営力強化と安定化に向けてビニールハウス設置４か所など都市農業活性化支援事業費補助金１０４，４６４千円また、防災兼用井戸など都市農地保全支援プロジェクト事業費補助として１７，５００千円

土木費においては、日野台４丁目無電柱化チャレンジ事業基本調査及び予備設計業務委託料１９，６２４千円ＬＤＥ街路灯新設工事１，５００千円地籍調査事業全体計画策定行未委託料１，０５９千円日野駅周辺整備計画基本調査業務委託料１１，２３２千円この中でLED化事業地籍調査におきましてはやはり私が要望をしていたものです。

消防費においては、２５年間改定がなされていなかった消防団員報酬１３，１６４千円出動手当３，３４５千円が計上され２６市中最下位であったものが中位くらいになりました。この事は消防団所属である私も消防団員確保と処遇改善の観点から強く要望していたものです。

教育費においては、滝合小学童クラブ・放課後子ども教室一体型施設建設に向けて業務委託料として８，３８７千円また、放課後の子どもの居場所スーパーひのっち拡大に１，２２４千円南平体育館建設に向けて工事設計業務委託料２５，０８３千円が計上されました。

　尚、一般会計補正予算案に修正案が上程されましたが、修正案は否決され原案が可決されました。以上主な補正予算で行われる事業を紹介しました。
　最後に、今議会において、議事進行が何回かありました。議事進行の発言は、緊急性のあるもので、しかも議長に対するものですから、きわめて限定的なものです。議事進行の発言に名をかりて、質疑、討論に類した発言をすることは許されません。議事進行行った議員の皆様におかれましては、気持ちは分かりますがこの事を認知して頂き議事運営上のルールをしっかり守って頂ければと思います。
　最後に、次回９月議会は９月１日より２７日まで開会が予定されています。市民の皆様におかれましては、議会に関心を寄せて頂ければ幸いです。議員一人一人市民生活の向上と日野市の発展のために頑張っています。

日野市議会議長　西野正人

平成29年7月2日