４月の市長選挙にて当選を果たした大坪冬彦市長２期目における初めての議会が６月１日より始まります。市長選挙において、市民に示した公約をどのように実現するのか、本会議は勿論、常任委員会、一般質問において激しい議論が交わされることと思います。また、一般会計予算における補正予算がどのように計上されるのか。任期満了を迎える副市長人事にてどのような人事を行うのか、議員はもとより市民の皆様においても関心が寄せられる議会になるのではないかと思います。
　今議会は、２０議案が上程されます。主な条例改正における議案においては、「日野市消防団条例の一部を改正する条例の制定について」があります。これについては、消防団員の報酬・出動手当・訓練手当改定し、増額となります。今まで多摩地域において最低水準であった報酬・活動・訓練手当等は中ぐらいの位置になります。
　工事における議会承認案件は、２件（①日野市クリーンセンタープラスチック資源化施設建設工事請負契約の締結について②日野都市計画道路３・４・２４号線道路整備工事（その１）請負契約の締結について）また工事における業務委託協定変更（中央線豊田・八王子間４４Ｋ４４１ｍ付近東平山排水区管渠埋設工事に関する業務委託協定の変更について）が１件初日即決にて採決されます。
　また、人事案件である「日野市副市長の選任について」「日野市監査委員の選任について」も同様初日に本会議にて採決されます。

最後に平成２９年度一般会計補正予算（第１号）における主な補正についてですが、本来６月議会においては、３月議会で平成２９年度予算が承認され２カ月が過ぎたところでの補正はあまりありませんが、３月議会時にて４月に市長選挙が行われるため当選された市長による施策展開として予備費が３億円計上されていました。今議会では大坪市長が再選されましたので多くの補正がなされています。

　まず初めに民生費においては、ひとり親家庭福祉対策費１，６１７千円、子どもの貧困対策事業経費２，０９０千円子供医療費助成事業経費１０，４３７千円
衛生費においては、新火葬場基本構想策定事業経費５，７５７千円
農業費においては、都市農業活性化支援事業経費104,464千円都市農地保全支援プロジェクト事業経費１７，５００千円
土木費においては、無電柱化事業経費１９，６２４千円街路灯新設経費（LED）１，５００千円まちづくり計画経費（日野駅周辺整備計画基本調査業務委託）１１，２３２千円空き家対策経費６，１００千円
消防費においては、消防団運営経費３５，４７８千円
教育費においては、学童クラブ事業経費（滝合小学童クラブ・放課後子ども教育一体型施設建設工事設計業務委託料）８，３８７千円市民グランド整備経費（実践女子学園グランド整備工事）１４９，８３３千円南平体育館整備経費３２，１０１千円となっています。
尚、この補正予算の中には、自民党新政会が予算要望をした施策、また、私が施策提言した事業もあり、詳しくは次回の活動報告等にてお知らせいたします。

さて、自民党新政会は、５月８日に日野市内にある介護施設の現状把握のため視察をさせて頂き施設の皆さんと意見交換させて頂きました。また、開所式にはお伺いしましたが、その後の状況等をお聞きするために旭が丘にある「エール」にお伺いして、意見交換をさせて頂きました。各施設等の状況や運営上の課題など多くのご意見等を頂き大変有意義な視察でした。一般質問２日目において新政会代表の古賀議員が課題等について質問をしますので是非インターネットでご覧頂ければ幸いです。今後とも自民党新政会は少人数ではありますが、積極的に視察等を行い課題解決に向けて努力をして行きます。

日野市議会議長　西野正人

平成29年6月1日