早いもので本年も半年が過ぎ7月となりましたが、皆様におかれましてはいかにお過ごしでしょうか。
　議長に就任して２回目の定例会となる６月議会も終了しました。今議会においては、舛添要一前都知事に対する「政治資金の不正使用疑惑などの徹底究明を求める決議」が、自民党新政会代表である古賀壮志議員が提出者となり提出され全会一致にて決議されました。日野市議会においては、政務活動費においては領収書など原本を添付するなど厳しく精査されていますので、私的に流用するなど考えられません。今回のこの件は違法ではないと言う事ですが、政治にたずさわる１人として全く理解が出来ませんし残念でなりません。

さて、一般会計補正予算におきましては大坪市長が力を入れている子供の貧困対策において基本方針策定支援業務委託料４５４万２，０００円が計上されました。また、障害者差別解消促進事業経費として２４９万円が計上され条例制定に向けて動き始めました。７月３１日（日）に開催されます「ひのよさこい祭」には、まちおこしイベント事業経費として８７万６，０００円が計上されました。これは、昨年まで豊田北口停車場線等にて行われていましたが、豊田南口でも区画整理が進捗してきたので開催したいとの地元の方々からの強い要望があり、予算付けがなされたものです。
　その他、新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費（北川原公園専用路整備工事実施設計業務委託料）３４８万７，０００円、北川原公園整備工事実施設計業務委託８０６万９，０００円も計上されました。
　共産党の中野昭人議員他２名から補正予算における修正案が提出されましたが、賛成少数にて否決され原案が賛成多数にて可決されました。
　請願においては、①北川原公園整備計画の作成を日野市民各層の参加により進めることを求める請願は不採択②米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願は継続審査③日野市日野本町５丁目７番地四ツ谷下西公園のトイレ設置に関する請願は全会一致にて採択されました。

議会内の動きとしては、子どもの貧困対策議連がスタートしました。メンバーは、代表幹事に窪田知子議員（副議長）菅原直志議員、奥住匡人議員、鈴木洋子議員です。今月は議員研修として、首都大学教授の阿部彩さんをお招きして現状・課題などについての講演をして頂くことになっています。
　また、９月議会に上程が予定されている空き家対策における条例について日野市から議員への説明・意見交換会も行われる予定です。これらの事業におきましては、議長の役割としてしっかり議員の皆さんと連携を取りながら進めて行きたいと考えています。
　熱中症の起こりやすい季節となりましたが皆様方に於かれましては十分に注意をしてお暮し下さい。

日野市議会議長　西野正人

平成28年7月1日