桜爛漫の季節となり、一段と暖かさが感じられる季節となりました。皆様に於かれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平成28年第1回定例会(3月議会)は、1日より29日まで開会されました。市議会議員選挙から早いもので2年となり慣例により今議会において、議会初日に議長・副議長・各常任委員会等の役職改選が行われました。その結果、第29代日野市議会議長に選出され議長職を担うこととなりました。議長就任の挨拶において、日野市議会は「18万2千人の市民の為の市議会であることを認識し、更正・公平をモットーに中立な立場で議会運営を進めたい」と申し上げさせて頂きました。また、出来る限り少数意見についても真摯に耳を傾けて行きたいと思います。
議長に就任して初めての議会ということもあり緊張しながらも、議員各位のご協力はもとより、理事者のご協力も賜り無事に3月議会を閉会することができましたことを感謝申し上げます。
■厳しい財政運営のなかでの注目施策
さて、3月議会においては、平成28年度一般会計予算(案)、特別会計予算(案)ほか多くの議案が審議されました。
一般会計予算(案)においては、歳入歳出ともに615億1千万円で、昨年度比18億5千万円の増で過去最大の予算となりました。歳入における税収においては景気の動向を反映していくぶん状況は改善するものと見込まれますが、大幅な増収は見込めません。
歳出においては、少子高齢化が進むなか社会保障関連経費の増大、老朽化した公共施設の更新など財政負担は増大傾向にあり全体として大変厳しい財政運営が強いられます。
そのような状況下において重点施策として、保育所待機児解消へ向けての取り組み、夏休み期間の放課後こども教室「スーパーひのっち」の拡充、こどもの貧困対策、(仮称)旭ヶ丘公共施設建設への取り組み、(仮称)東豊田複合施設建設、「桑ハウス」の保存、都市計画道路3・4・24号線詳細設計、都市計画道路3・4・17号線道路拡幅、空き家条例の制定、障害者差別解消に係る条例制定を視野に入れた障害者差別解消検討委員会の立ち上げ、地域医療政策に係る職員の配置、南平体育館の整備などを行います。
一般会計予算(案)においては、平成28年度一般会計予算特別委員会において、共産党の議員から一般会計予算の編成替えを求める動議が提出されましたが、挙手少数にて否決され原案が可決され本会議においても原案が賛成多数で可決されました。本会議の状況は日野市のホームページにてご覧頂けますので是非ご覧ください。また、少し遅くなりますが議会便りも発行されますので是非ご一読お願いします。
次回の議会は6月1日より開会予定です。お時間の取れる皆様に於かれましては、是非議場へとお足をお運びください。
日野市議会議長 西野正人
平成28年4月1日