平成２６年第３回定例会は、９月１日より２６日までの２６日間開会されました。
　今議会は平成２６年度一般会計・特別会計補正予算、条例改正、請願審査、議員提出議案の意見書、平成２５年度一般会計決算・特別会計決算等の審査が行われました。また、一般質問は、２１名の議員が行いました。

一般会計補正予算では、むこうじま保育園施設整備費補助金３４，８０１，０００円が計上されました。この補助金は高幡保育園機能移転によるむこうじま保育園開設における補助金で、人件費の値上がり・資材の高騰等により建設費が保育園舎賃貸料に転嫁すると健全な保育園運営に支障を来すことから補正がなされた次第です。また、例年開催される産業まつりへの補助金５，３６９，０００円が計上されました。産業まつりは１１月８、９日にふれあいホール及び駐車場にて開催されますので是非足を運んで頂きたいと思います。また最終日には追加議案としまして、商工会ひの新選組ポイント運営費補助金６，５２０，０００円が委員会付託なしの即決にて承認されました。これは１１月２０日に豊田駅北口にオープンが予定されているイオンモール対策として計上されたものです。

条例改正では、新子供子育て支援システム法改正による一連の基準改定が賛成多数でなされました。また、第２小学校校名変更（豊田小学校へ変更）市立第３幼稚園、第４幼稚園統合の日野市立保育園設置条例の一部を改正する条例の制定も賛成多数により可決されました。
　請願審査では、手話言語法制定を求める意見書の提出・協同労働の協同組合法（仮称）の速やかな制定を求める意見書提出に関する請願が全会一致にて採択されました。
　意見書では、労働者保護ルールの見直しに関する意見書において自民党市議団は反対しましたが、残念ながら公明党・民主党市民クラブ・共産党他の賛成多数にて可決されてしまいました。この意見書は、現在政府にて検討されているホワイトカラーエグゼンプション等の労働法上の規制緩和・適用免除に係るもので、成果主義への移行を進める為に必要である事から意見書提出に反対しました。

一般質問では、広島県における大規模土砂災害が起きたことから日野市での土砂災害についての質問が多くありました。私も以前から土砂災害について質問をさせて頂いたので、質問をさせて頂きました。内容としては①市内土砂災害危険個所の周知状況について②土砂災害警戒体制の確立状況について③市民への情報提供、避難勧告、避難指示の発令について質問をしました。また、市内産業育成については①新カワセミ商品券の販売状況②市長の大規模事業所訪問について③市立病院跡地利用における地元業者参入について④イオンモール開店に伴う商業者支援対策について⑤融資あっせん制度の利用状況について質問しました。
　今後も議会内容を皆様にできる限りお伝えしたいと思います。
最後に、長野県・岐阜県にまたがる御岳山が噴火し多くの方がお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りさせて頂きます。また、農産物被害及び宿泊施設のキャンセルも相次いでいます。風評被害等起きないこと切に望むところです。

日野市議会議員　西野正人

平成26年10月1日