第一に共産政権への逆行を防ごう!
かつて日野市は長く続いた共産市政下で、街づくりの基盤整備は立遅れ、財政的にも危機的な状況へと追い込まれていました。右肩上がりの高度経済成長下で得た、恵まれた日野市の資産を徐々に失ってしまった期間とも言えます。近隣自治体との連携と協調を断ち、独自の路線を貫くことで、環境や市民生活を守ることができるとの主張を妄執した結果です。
そんな状況下で1997年に馬場市政が誕生しました。まさに永年の市民の悲願が実現した日です。党派を越えて一丸となって勝ち取った勝利でした。その後、馬場市長が先頭に立ち、国・東京都・近隣自治体と連携をとり、市民とともに行政課題に真摯に取組み、街づくりを進めてきました。近隣市と比較して明らかに立遅れていた幹線道路整備も急速に進み、今では主要な路線はほぼ整備の終盤を迎えています。日野市の改革の先頭に立って走り続けた馬場市長にあらためて感謝と敬意を表したいと思います。
12月議会最終日に、自らの進退について「68歳になり、体力の衰えが如何ともしがたい。判断の衰えで日野市の方向性を間違えたくない」と述べられ、事実上引退を表明されました。4月には、市政の舵取りを新たな人に託さなくてはなりません。
第二に超党派の候補擁立を!
馬場市長と議会はこれまで健全で良好な関係を築いてきました。日野市の抱える課題を率直に議論し、取り組む政治体制は守るべきです。新たな市長候補は、党派をこえた支持基盤が必要です。
市長候補と共に参画にも新しい風を!
私たちは、馬場市政の一端を担い、多くのことを学びました。政治は生き物であり、市民との対話と合意が大切であり、市民に参加して頂かなくては大きな変革はあり得ません。馬場市長とともに市政に携わりご苦労された諸先輩方も高齢となりました。これからは諸先輩の功労に感謝し、市民参画も新たに若い世代が引きついで前進しなくてはならない時が来たのではないでしょうか。そして、厳しい時代に「志」を持って政治に取組む人物が望まれます。
日野市議会議員 西野正人
平成25年2月1日