梅雨明けから暑い日が続いています。皆様におかれましては体調管理にお気をつけ下さい。とりわけ屋外での運動・お仕事では、熱中症にならないように水分補強を忘れずに、無事にこの夏を乗り切っていただきたいと思います。
さて、204国と地域が参加してロンドンオリンピックが開会しました。イギリスの伝統的な町をイメージした開会式会場にて、多くの一流アスリートが開会式に参加しました。今回の参加国では、男子だけの選手参加国は無く女性がすべての参加国において選手として参加しているそうです。また五輪旗入場では、モハメッド・アリ氏(元プロボクシングヘビー級チャンピオン)も参加していました。モハメッド・アリ氏は、人種差別反対運動に取り組んだ偉大な人物であることはご周知の通りです。オリンピックは平和の祭典といわれますが、世界でいまだに解決されていない色々な問題が山積していることも事実です。過去を顧みて、未来に向けた意味を持ったオリンピックとなることを期待します。
また、開会式において特に印象に残る言葉が、IOC会長の挨拶にありました。ドーピングに対する「メダルより人格」の言葉です。この言葉は、現在の日本の社会の中でも考えさせられるものがあります。古来から日本は「恥の文化」と言われ、世間に恥ずかしいことは行わないという道徳的規範を、殆どの日本人が持っていましたが、昨今、いじめ問題をはじめ警察官の不祥事など、日本人としての美徳が失われつつある中で、あらためてこの言葉を考えて行かねばならないと思います。
また、中学生の時に、友人達とよく聴いていた元ビートルズのポール・マッカトニーさんが歌った「ヘイ・ジュード」を聞き、過去の想い出が脳裏に浮かんだ方も多いと思います。
これから競技において多くのドラマが繰り広げられ伝説となっていくと思います。人に「夢と感動」を与える場面が多く繰り広げられることを期待します。
そして、2020年においては、私たちが暮らす東京で、「夢と感動」が繰り広げられるオリンピックが開催されるように期待します。また、日野市において来年開催される国体、市制施行50周年においても将来に向けて「夢と感動」が得られるものにして行きたいと思います。『がんばれ日本!』
日野市議会議員 西野正人
平成24年8月1日