（仮称）市民の森ふれあいホール建設も順調に進み来年の3月11日にオープンすることとなりました。このホール建設においては建設の是非において多くの議論が交わされたことは市民の皆さんもご存知かと思います。さて、日野市が保有するハコモノは、一体どのくらいあるのかご存知でしょうか。市庁舎、市民会館、学校の校舎、市営住宅、図書館、交流館など多くの施設がありますが、これらの施設におきましては、修繕・改修や場合によっては建替えも行われる時期が必ず来ます。その費用は莫大なものとなり、将来財政を逼迫させることが考えられます。日野市においては現在この事に注目し今後の更新費用の試算が行われ対応を検討しているところです。また、現在のハコモノの有効活用においては、統廃合によって使用しなくなった学校施設などにおいても行われていますが、今後より一層の取り組みが必要ではないかと思います。
　馬場市長は就任以来市民参画を進めてきました。その成果は、２０２０プラン作成過程においてもしっかり行われ、評価をします。今後、この様な手法をハコモノ施設において「施設白書」を作成して住民が政策の受益と負担を評価して行政と協働により進めていくのはどうでしょうか。そのためには色々なコスト情報やデータが必要になりますが、市は積極的に協力をしなくてはなりません。「施設白書」を作成して首長・職員・議会・市民との対話ツールとして活用しハコモノについて共に考えていく時代が来ているのではないでしょうか。

日野市議会議員　西野正人

平成23年8月1日